猫カフェの深夜規制は必要か?


動物取扱業の「展示」に関する動物愛護法の規則改正について色々と議論された結果、6月から猫カフェの営業時間が暫定的に22時までと規制される方針になったようです。20時までに規制される筈だったのが、猫カフェ経営者からなる「猫カフェ連盟準備委員会」が反対して、2年間の猶予という条件で22時までに緩和する妥協案が出たらしい。

20時以降、22時以降など、夜間の営業が「時間帯」として猫にストレスがかかるのかどうかは的外れな議論だと思います。夜間だろうが昼間だろうが「営業時間の長さ」が規制されるなら、人間の労働基準法と同じで、労働者である猫たちのストレスが軽減されるのは間違いありません。

「体調や食事の管理のために閉店したら猫たちをケージに入れる店が多いから営業時間の規制は逆に悪影響」なんて言い分は経営者側の都合に過ぎなくて、猫たちがストレスを感じずに幸せに暮らせる環境が本来どうあるべきかなんてことは棚に上げられています。

猫が夜行性だといっても1歳半ぐらいまでの成長期で遊びたい盛りな若い猫を除いては、人に飼われている猫は人の生活リズムに沿った時間に行動するようになります。猫カフェの猫たちが夜に元気になるのは生態的な部分もあるとしても、客(=ストレス)が少なくなるからという要因のほうが大きいのではないかと思います。mellow cafe でもたまに夜遅くまで営業してましたが猫たちは少し迷惑そうでした。

しかし「展示」を規制してストレス軽減を図るのも良いですが、日本のペット「販売業」の規制の緩さが、不適切な飼育や飼育放棄、犬猫あわせて年間20万匹以上の殺処分などにどれだけ悪い影響を及ぼしているかを考えれば、環境省には「販売」に関する規制をもっともっと厳しくして、犬や猫たちの「命」を守ることを考えて欲しいです。

そういう根本的な改正がなされないのは、やっぱり規制する側も「動物たちの命」よりも「ペット産業=ビジネス」を守っているからだと思います。環境省の職員は『販売業者だからといって(必ずしも)不適切な取り扱いをしているわけではありません』と言ってますが、ペットショップで陳列されている仔犬や仔猫たちを見て「適切」だと思った事は一度もありません。

2年間の猶予期間後に猫カフェの時間規制がどうなるか分かりませんが、時間を規制するなら20時までというのは妥当な時間だと思います。それで経営が破綻するなら仕方ないでしょう。ビジネスとしての猫カフェは淘汰されていく流れにあるのだと思います。ごく一部の良心的なお店だけ残って、あとは保護団体さんなどが運営する里親探しを目的とした猫カフェがもっと増えて、猫カフェのスタンダードになれば良いなと思います。


※猫カフェの時間規制緩和案については、5/7までパブリックコメントが募集されています。意見のある方は下記リンクを参考に環境省宛に送りましょう。




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